むかし会社で「うちの旦那はおつかいが苦手なんですよ。」と何気なく話した時に、「男はだいたいそうだよね。迷って高いの買ったりして、奥さんに怒られたりするんだよ。」と、上司に言われたことがあります。
でもその後、その上司に「旦那さんは重症だね。」と言わせたうちのダディの話。
もくじ
小口切りにしたけど、どうする?
今から10年ほど前の話。仕事帰りのダディが「帰りに必要なものある?」と連絡をくれたので、「ネギ、お願いします!みそ汁~。」と返信。
うちのダディは基本的に優しい。めっちゃ優しい。でもね、数十分後に帰宅したダディに手渡された細長いもの。なんかめっちゃ臭うわけです。
わたし:「これネギじゃなくない?」
ダディ:「いや、ネギやで。書いてあったもん。」(関西弁)
わたし:「いや、めっちゃ臭うよ。なんか品種違う?新しいネギ?」
取り合えず半信半疑で小口切りにしたネギ。なんでしょうね、すごくしっかりしてる。そして臭う、そう、まるで、ニンニクのような。
わたし:「・・・。いや、これニンニクの芽やろ。絶対。」
小口切りにしたニンニクの芽、その後どうしたか全く覚えていません。
これはニラです
小口切り事件からほどなく、またいつものように優しいダディから連絡をもらったので、「申し訳ないけど、ネギよろしゅう。」と返信。
数十分後、抱えて帰ってきたのはニラだった。
わたし:「これ、ニラやろ。」
ダディ:「ニラやわ!あかん、ニラやわ!なんで?!」
嘘のような、ほんとの話。ニラ玉にして食べました。
3度目の正直ならず
今回は自宅からのスタート。ニラ事件から2、3ヵ月後だったと思います。
出かけるダディに、「今度こそネギお願い。」と頼んでみる。
その後、豚肉を切らしていることに気が付き、「ごめん、豚こまも2~300gくらい追加でよろしゅう。」と連絡。(ちなみに、当時はまだLINEが普及していなかったのでiPhoneのiMessageを使用。)
帰宅したダディ、豚肉のみ持ち帰る。
わたし:「ありがとう。ネギは?」
ダディ:「あかん、やってもうた。なんでや、忘れた!」
逆に問いたい。「なんでや?」
その後、ネギのおつかいを頼んだことはありません。ちなみに、移住してからは庭で育てています。買い忘れの心配もありません。
指さし確認は、指さす場所の確認から
これは移住してから、本当に最近の話。
基本的に週1の生協と、月1の業務スーパーのみで生活をしている我が家。しかし、緊急事態宣言中は生協も品薄になってしまい、仕方なく最少人数で買い出しに行くことに。
つまり、ダディ1人が出かけました。(ここから既に不穏な空気)
ド田舎住なので、食べ物に限らず日用品や工具など必要なものの買い忘れを防ぐために、キッチンに電子メモパッドを置いています。
キッチンで料理をする時、ストックの切れた食材や調味料なんかが出てもささっとメモできるので、重宝しています。わたしはこれを買ってから買い忘れはほぼゼロ。時間の節約にもなって◎
大きいサイズもあって、こちらは娘のお絵かき用になってます。
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いわゆる消しゴムのような機能はないので、消す時はゴミ箱ボタンを押して全部消えてしまう仕様。一気にリセット出来るのは良いけど、一部だけ消したい時は少し不便かな。
我が家はこれに線を引いて、買い物するお店を分けています。と言うか、わたしがそうしています。しかし、これがダディにとっては良くなかった。
家を出る前に「ごめん、追加でマシュマロも!」と口頭で伝えたわたし。「マシュマロね、オッケー書いといた。」と言ってメモに追加し、そのメモをスマホのカメラに収めて出かけたダディ。
帰宅すると、何やらとてもうれしそう。
ダディ:「今回は、車で指さし確認までしたから完璧やで!」
わたし:「指さし確認って。(笑)」
わたし:「・・・。ねぇ、マシュマロは?」
ダディ:「マシュマロ!それな、それ覚えててん。メモ書くときに店の場所間違えたから、頭で覚えとこーと思っててん。あかんわ。」
こちらがその時のメモの再現イラスト。本来、スーパーの欄に書くべきだったマシュマロを、誤って100均のところに書いてしまったそうです。
先に100均のおつかいを済ましたダディは、マシュマロはスーパーで買うものだと気が付き、忘れないように努めていたそう。(でも、忘れちゃうんだよね~。)
その後、車に乗ったダディはスーパーでの買い物を、メモを見ながら指さし確認。「たまねぎ、よし。パン、よし。納豆、よし!」もちろんこの時、メモのスーパーの欄にないマシュマロは確認の対象外なわけであります。
頼ったメモが頼りにならない。
何処にも出かけられない自粛生活。長女とのおかしづくりにあったらいいな、のマシュマロ。大丈夫、無くても生活できるよ。
まとめ
おつかいは、人によっては最新機器を駆使しても難しいものです。お近くに同じような方がいらっしゃいましたら、どうか叱らないであげてください。
わたしは怒るかわりにネタにしていて、逆に「どんだけ前の話してんねん!」と突っ込まれます。でもこのネタのすごいところは、常に更新され続けているところだと思っています。